次世代暗号に向けたセキュリティ危殆化回避数理モデリング

研究題目:
攻撃者のモデル化と実社会環境下での安全性評価

主なメンバー
國廣 昇 東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授 個人HP
花岡 悟一郎 産業技術総合研究所セキュアシステム研究部門 研究グループ長 個人HP
高島 克幸 三菱電機情報技術総合研究所 主席技師長  
趙 亨騄 東京大学大学院情報理工学系研究科 特任研究員 個人HP

研究実施項目・概要

社会ニーズを反映した安全性モデル化と最強の攻撃者の限界モデル化について考察します。現実社会では、従来の安全性モデルでは捉えきれない攻撃が発見されたり、実装の不具合により深刻なセキュリティホールが生じています。さらに、暗号技術の高機能化に伴い、従来よりも巧妙な攻撃を想定する必要があります。これらの攻撃を適切にモデル化し、それに耐えうる安全性モデルの構築を行います。

外部からの物理的な観測により、暗号で用いる秘密鍵をあばきだす攻撃環境下での安全性を研究します。従来の研究よりも、より詳細な観測モデルを用いた解析を行い、実際の環境下での安全性解析を行います。

以上の研究を通して、安全性の高い方式の提案や安全な実装の設計につなげ、現実社会へのフィードバックを行います。