次世代暗号に向けたセキュリティ危殆化回避数理モデリング

研究題目:
量子相互作用の数理とL-関数からの次世代暗号研究

主なメンバー
若山 正人 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 教授 個人HP
廣島 文生 九州大学大学院数理学研究院 教授 個人HP
石川 雅雄 岡山大学大学院自然科学研究科 教授 個人HP
村松 純 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 研究主任  
木本 一史 琉球大学理学部 教授 個人HP
山﨑 義徳 愛媛大学大学院理工学研究科 准教授 個人HP
杉山 真吾 日本大学理工学部 助手 個人HP
Nguyen Thi Hoai Linh 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 学術研究員 個人HP
Cid Reyes 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 学術研究員

研究実施項目・概要

素因数分解の困難性に基づくRSA暗号の安全性を崩す量子コンピュータの基本素子で用いられる量子ラビ模型など量子相互作用模型の数学構造を探求します。それらの模型の普遍的位置にあると考えられる非可換調和振動子に関するこれまでの研究と方法論を拡張し,量子光学などで扱われる模型の構造を表現論・数論・関数解析・力学系などの観点から明らかにすることが目的です。さらに,種々のゼータ・L関数に対する深リーマン予想の検証に向け,直交関数系を利用した大規模数値実験を効率的に行う方法を開拓します。また,深リーマン予想とポスト量子暗号の関係を,ラマヌジャングラフの新しい構成とともに,確率論・組合せ論なども援用し関連するL関数を通して研究します。